移民政策への抗議デモ、全米で拡大

【AFP=時事】ドナルド・トランプ大統領の厳しい移民政策に対する抗議は11日、全米に広がった。ロサンゼルスでの軍の支援を受けた取り締まりや、トランプ氏による「強力な力」を使用するとの脅しにもかかわらず、抗議は続いている。 6日に騒乱が始まったロサンゼルスでは、市中心部から人々を排除する目的で夜間外出禁止令が施行された。この措置は概ね効果的で、警察は立ち退きを拒否した25人前後を逮捕した。 共和党のトランプ氏は知事らの反対を押し切って他の民主党が主導する州にも州兵を派遣すると脅しているが、抗議者たちはひるむ様子を見せていない。 10日遅くには、ニューヨークやシカゴで数千人が行進した。 テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は、サンアントニオでの抗議活動に対抗するため、州兵を派遣すると発表した。 11日にはニューヨーク、シアトル、ラスベガスでもデモが計画された。14日には「ノー・キングス(王はいらない)」と題した全国的な運動が計画されている。この日は首都ワシントンで極めて異例の軍事パレードが行われる予定で、同日誕生日を迎えるトランプ氏も出席する。【翻訳編集】 AFPBB News

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