夜間外出禁止令の米ロス、一晩で200人超逮捕

(CNN) 滞在資格のない移民の一斉摘発に抗議するデモが激化し、一部地域に夜間外出禁止令が発令された米カリフォルニア州ロサンゼルスでは10日夜から11日にかけて200人超が逮捕された。デモはロサンゼルス市以外にも拡大しており、イリノイ州やジョージア州でも逮捕者が出た。 ロサンゼルス市警(LAPD)の11日の発表によると、デモ参加者の多くがデモ現場を後にしたが、解散命令に応じなかったとして203人が逮捕された。この他、夜間外出禁止令違反で17人、銃器所持で3人が逮捕され、警官への凶器による暴行とLAPDの飛行船へのレーザー照射の疑いで各1人が身柄を拘束された。 10日に緊急発令された夜間外出禁止令は市中心部の約2.6平方キロメートルの区域が対象で、同日午後8時から11日午前6時まで対象区域への立ち入りを禁じた。バス市長によると、この夜間外出禁止令は数日続く可能性があるという。 同様の抗議デモは全米各地に広がっている。イリノイ州シカゴの警察当局は11日、移民税関捜査局(ICE)に対する前日の抗議デモで17人が逮捕されたと発表した。 一方、ジョージア州アトランタ近郊のブルックヘイブンでも10日にICEへの抗議デモがあり、6人が逮捕された。

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