厚労省の委託事業費、水増し請求容疑 コンサル会社元社長ら2人逮捕

厚生労働省の委託事業費を水増しして金をだまし取ったとして、警視庁は、コンサルティング会社「ランゲート」(京都市)元代表取締役社長の大中忠生容疑者(63)=京都府向日市=ら男2人を詐欺容疑で逮捕した。逮捕は10日付。捜査関係者への取材で分かった。大中容疑者は「事実誤認」と容疑を否認し、もう一人は認めているという。 同社は朝日新聞の取材に「状況がわからないので一切答えられない」としている。 捜査関係者によると、容疑者らは2022年4月、同社が21年度に厚労省から受託した「就業環境整備・改善支援事業」の事業費を水増しして、虚偽の報告書を同省労働基準局に提出して約4千万円をだまし取った疑いがある。同社が管理する2法人に水増しした請求書を作成させていたとみている。

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