児童生徒にわいせつ行為 20代男性教諭を懲戒免職 わいせつ文面も送信 男性「私自身の考えの浅さ」 沖縄県教委が発表

沖縄県教育委員会は12日、児童生徒にわいせつ行為をした市町村立学校に勤務する20代男性教諭と、職員互助会が管理する口座から現金を引き出し私的に利用した八重山特別支援学校寄宿舎指導員の男性(34)の2人を懲戒免職処分にしたと発表した。 20代男性は、3月下旬から4月上旬に、児童生徒にわいせつ行為を複数回行った他、同じ児童生徒にわいせつな内容の文面をショートメッセージで送信した。 学校人事課によると、男性は現時点で逮捕されていない。教諭の氏名や行為の詳細について、被害者のプライバシー保護の観点から公表を差し控えるとしている。男性は「私自身の考えの浅さ自覚のなさによるもの」と認めているという。 半嶺満教育長は「被害に遭った児童生徒の心のケアを行うとともに、市町村教委や学校現場との連携を密にして、再発防止と信頼回復に努める」とのコメントを発表した。 寄宿舎指導員の男性は、2024年4月3日〜25年4月17日にかけて、管理する同校の職員互助会の銀行口座から私的利用するため複数回に渡って計61万9145円を引き出した。同校や県教育庁の聞き取りに「借金返済に利用した」と認めている。「預金残高が残っていない」と男性本人が告白したことから発覚。被害金はこれまでに全額返済されたという。

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