福島市で13日夕方から14日未明にかけて、匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」とみられるグループの摘発が行われ、飲食店経営者や15歳の少年などが逮捕されました。 詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは福島市の飲食店経営松浦毅司（まつうらたけし）容疑者（41）、建設業の羽根田治（はねだおさむ）容疑者（41）、そして郡山市の15歳の少年の3人です。 3人はことし4月、「生活補助」を装ったなりすまし詐欺で、埼玉県飯能市の70代の女性から現金100万円などをだまし取った疑いが持たれています。 警察は捜査員約160人の体制で13日夕方から14日未明にかけて9時間あまり、福島市中心部、万世町にある飲食店が入ったビルなどの捜索を行いました。 警察は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていませんが、他にも余罪があるとみてグループの実態解明を進めることにしています。