「似顔絵捜査官」育てて40年、85歳の元美術教諭が勇退…「特徴を強調し印象に残るように」伝え続ける

犯罪捜査などで目撃者の証言を聞き取って犯人像を描く似顔絵。その講習が佐賀県警で始まってから40年以上、指導を一手に引き受けてきた佐賀市の宗俊朗さん(85)が今春、勇退した。“教え子”は延べ約1000人に上り、5月に県警から感謝状が贈られた。捜査手法の技術革新が進む中、宗さんは「似顔絵でしか表現できないことがある。日々研さんを重ねてほしい」とエールを送る。(田中大稀)

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