NTTや内閣、警察職員などをかたる詐欺 60代女性が570万円だまし取られる

NTT職員や内閣セキュリティーセンターの職員などを名乗る男らから長崎県内に住む60代の女性が現金約570万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。 被害にあったのは長崎県内に住む60代の無職の女性です。 警察によりますと今年の5月15日、女性の携帯電話にNTTの「サイトウ」を名乗る男から「有料サイトの利用料金が未納になっている。支払いがなければ法的措置をとる」などと言われ、5月19日と20日の2回に分けて男が指定する口座に現金80万円を振り込みました。 後日、内閣セキュリティーセンター職員の「ヤマガミ」を名乗る男から女性に電話があり「あなたの電話番号が悪用され、5600万円くらい被害が出ている。サイバー保険で対応できるので加入金を振り込んでください」などと言われ、それを信じた女性は複数回、男が指定する口座に現金を振り込みました。 さらにおよそ1週間後に「ヤマガミ」の上司を名乗る「スズキ」から電話があり、「ヤマガミ」が詐欺の疑いで逮捕された旨の話をされ、その後に神奈川県警の警察官を名乗る「ソエジマ」という男から「口座の流れを見るために保証金として、口座に残っているお金を送ってください」などと嘘を言われました。これも信じた女性はまたしてもお金を複数回振り込んだということです。 その数日後、女性からの相談を受けた親族が詐欺を疑い、警察に被害届を提出しました。 女性は5月19日から6月2日の間、合計12回にわたって現金を振り込んでおり、被害総額は570万円にのぼります。 警察は電話やメールでお金の話をされたら必ず家族や警察に相談してほしいと注意を呼びかけています。

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