金沢市の「海側環状」で今年4月、無免許で車を運転したうえ追突事故を起こし、男性にけがをさせたにも関わらずその場から走り去ったとして、警察は17日、ベトナム国籍の30歳の男を逮捕しました。 無免許過失運転傷害やひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍で住居不定、無職の30歳の男です。警察によりますと、男は今年4月14日午後0時20分ごろ、無免許で乗用車を運転したうえ、金沢市福増町南の県道、通称「海側環状」で追突事故を起こし、その場から走り去った疑いが持たれています。 前を走る車を運転していたかほく市の30代男性は、首の痛みなどの軽いけがをしました。 事故直後に男性から110番通報を受けた警察がドライブレコーダー映像の解析などを進め、フアム容疑者を逮捕しました。 警察によりますと、フアム容疑者は運転免許を取得した履歴がなく、車も自分のものではなかったということです。調べに対しフアム容疑者は、「間違いありません」と容疑を認めています。 フアム容疑者は9日にも不法残留の疑いで逮捕されていて、警察は他にも余罪がないか調べています。 現場は北陸自動車道の白山インターチェンジから北におよそ600メートルのところにある片側2車線の道路です。