さいたま市のマンションで、7年前に当時21歳の女性を殺害したとして逮捕された男が、事件発覚のきっかけとなった先月のスリ事件について、「通り魔の犯行を練習するためだった」と供述していることが分かりました。 さいたま市大宮区の無職・斎藤純容疑者(31)は、2018年の1月4日ごろ、自宅マンションで茨城県阿見町の宮本果歩さん(当時21)を殺害した疑いがもたれていて、けさ送検されました。 斎藤容疑者は先月、さいたま市の路上で女性に後ろから近づき、リュックサックからスマートフォンを抜き取った疑いでも逮捕されていますが、この事件について「通り魔の犯行を練習するためだった」と供述していることが新たに分かりました。 7年前に宮本さんを殺害したいきさつについては、「捕まるリスクが高いと思い、通り魔は諦めた」としたうえで、「殺人願望がある私は自殺願望者を探すという方法にたどり着いた」と供述しているということです。