精神疾患を装って入院し、保険会社から保険金をだまし取ったとして、札幌の会社「M's」グループの会長の男ら5人が再逮捕されました。 男らはいわゆる“トクリュウ”として、組織的に多数の犯罪を繰り返していたとみられています。 詐欺の疑いで再逮捕されたのは、札幌の会社「M's」の会長・武藤健太郎容疑者ら男5人です。 武藤容疑者は2021年10月ごろ、ほかの男4人と共謀のうえ、1人を統合失調症と偽って入院させ、生命保険会社から保険金およそ140万円をだまし取った疑いがもたれています。 5人の認否は明らかになっていませんが、武藤容疑者が主犯格とみられています。 また、「M's」の社員ら別の男5人も、物品回収業で客にうその説明をしたなどとして、6月18日に再逮捕されました。 警察によりますと、武藤容疑者らは匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」として多数の犯罪を繰り返していたとみられています。 警察は、だまし取った金が暴力団に流れていた可能性もあるとみて、実態解明を進めています。