名古屋市交通局と愛知県警が初めて実際の地下鉄の車両を使用して痴漢への対応を確認しました。 訓練は、走行中の車内で痴漢が発生したという想定で行われ、警察や交通局の職員らが参加しました。 痴漢に気付いた周囲の乗客が、110番通報をしたり、車内の非常通報装置で乗務員へ通報したりして、駆けつけた警察官が犯人を逮捕するまでの流れなどを確認しました。 名古屋市交通局と愛知県警が合同で、痴漢への対応訓練をするのは初めてだということです。 痴漢事犯対策統括官 加古久訓警視: 「被害者を移動させるなど、対象者と離すというようなささいなことで構いません。被害を目撃した時は傍観者になるのではなく助ける行為を取っていただきたい」 愛知県内での痴漢に関する相談は今年に入ってから5月末までに306件寄せられています。