同僚女性の自宅に侵入し洋服などを盗んだとして、会社員の男が逮捕されました。男は女性宅の合鍵を勝手に作って犯行に及んでいました。 鍵に刻印された複数の数字の組み合わせ。この数字を悪用し、鍵の持ち主に知られぬまま合鍵を作っていたといいます。 窃盗などの疑いで逮捕された村井勇希容疑者(27)。 警視庁によりますと、村井容疑者は今年3月、東京・大田区にある会社の同僚の女性(20代)の自宅に不正に作った合鍵を使って侵入。洋服などを盗んだとして逮捕されました。 どうやって合鍵を作っていたのでしょうか。 去年8月ごろ、村井容疑者は勤務先で女性のバッグを物色し、自宅の鍵を発見。 その鍵をスマホで撮影し、鍵に刻印された番号をもとに同じ形の鍵をインターネットで購入したとみられています。 その後、購入した合鍵で女性の自宅に侵入し、犯行に及んだということです。 この際、女性が室内に設置していた防犯カメラも盗み、証拠の隠滅も図っていました。 村井容疑者は去年8月以降、女性の自宅に20回以上侵入していたとみられ、スマホからは女性の部屋で撮影された洋服などの画像が300枚以上見つかったということです。 職場では女性の指導係だったという村井容疑者。 取り調べに対して… 村井容疑者 「女性に好意を持っていたが、連絡を無視されたので嫌な目に遭わせてやろうと思った」 警察庁によりますと、全国でおととし1年間に起きた合鍵を使用した侵入窃盗は1035件。鍵の番号から簡単に合鍵が作れてしまうことについて街の人は。 20代女性 「鍵に番号があることも知らなかったですし、今後の保管の仕方について考え直さないとなと」 警視庁は、鍵の番号を隠すキーキャップをつけるなど保管方法について注意を呼びかけています。