尾花沢市の住宅から19日、年齢や性別が不明の遺体が見つかり、この家に住む40歳の女が死体遺棄の疑いで逮捕・送検されました。警察は、見つかった遺体は女の母親とみて調べています。 死体遺棄の疑いで逮捕・送検されたのは尾花沢市上町3丁目の無職・井苅あゆみ容疑者(40)です。警察の調べによりますと、井苅容疑者は自宅の敷地内に年齢や性別などが不明の遺体を隠して遺棄した疑いが持たれています。 中川悠アナウンサー「尾花沢市の死体遺棄の現場です。夜も内側から光は漏れていなかった」 尾花沢市や警察によりますと、井苅容疑者は73歳の母親と2人で暮らしていましたが、6月に入り、地区の民生委員が「1年ほど母親の姿を見ない」と尾花沢市福祉課に連絡。19日の朝、市の担当者から依頼を受けた警察が容疑者宅を訪れ事情を聞いたところ、「死体を隠していた」などと話したということです。遺体は、発見されないよう物で覆いかぶされていたということです。家は1~2週間ほど前から中が外から見えないよう目隠しがされていたということです。 近所の人「え!まさか…。よく(母子)2人そろっていつも買い物していたのを前はよく見た」 近所の人「この頃歩いているのは娘さんが1人で歩いていた。前は2人で歩いていた」 近所の人(井苅容疑者を最後に見たのは?)「この間の月曜日にゴミ捨て行った時に見かけた。警察は普通の状態で捜査している感じじゃなかった。4、5人防護服着てやっていた」 井苅容疑者は逮捕後の調べに対し容疑を認めているということです。これまでの警察の調べでは遺体は同居する母親とみられています。遺体は死後、相当経過しているため、遺棄された時期や年齢や性別などは分かっておらず、警察が身元の確認を進めています。