北海道美唄市が発注した上下水道工事を巡る汚職事件で、逮捕された元・市職員の男が別の工事の落札業者に対し市に水増し請求させて損害を与えた疑いで再逮捕されました。 美唄市上下水道課の元課長補佐、本田強志容疑者は去年、市が発注した水道工事を落札した市内の建設会社、シンセイ建設の社長の廣島慎也容疑者と共謀し、市に工事代金を水増し請求させて損害を与えた疑いが持たれています。 警察によりますと本来の工事代金はおよそ３００万円でしたが実際はおよそ１０００万円を請求させていたということです。 本田容疑者と廣島容疑者はおよそ７００万円の利益を２人で分け合ったとみられています。 本田容疑者は市が発注した水道工事で市内の業者に最低制限価格を漏らし、見返りとして沖縄旅行の代金などおよそ８５万円を受け取った疑いで逮捕起訴されています。