「防犯協会の会員番号教えたら詐欺」資産の89%要求…70代女性が詐欺被害 小包で現金合わせて4500万円送る

また、オレオレ詐欺です。北海道の胆振管内に住む70代の女性が防犯協会を名乗る男らにおよそ4500万円をだまし取られました。 去年7月下旬ごろ胆振管内に住む70代の女性の自宅の固定電話に、防犯協会職員を名乗る男から電話があり、「会員名簿にあなたの名前があるので、会員番号を教える。他人に教えてはいけない」と言われました。 その後、防犯協会職員を名乗る別の男からも電話があり、「会員番号を教えてほしい」と伝えられ、女性は番号を教えてしまいました。すると、金融庁職員を名乗る男らから電話があり、「防犯協会の会員番号を他人に教えたのは詐欺にあたり、逮捕される」、「逮捕を免れたければ保釈保証金として資産の89%を支払う必要がある」などと言われました。 信じた女性は去年8月下旬から9月下旬までの間、指定された住所に4回に分けて小包で現金合わせて4500万円を発送したということです。 その後も男らから女性の元には「現在の裁判の経過状況」を伝える電話や女性の体調を気にする電話などが続き、ことしの5月下旬に「6月上旬ごろにまた電話する」と言われ、以降、男らからの連絡は途絶えました。 6月上旬を過ぎても男らから電話がなかったため女性は異変に気づき19日に警察に相談に行ったことで被害が発覚したということです。 警察は「保釈保証金のため現金を発送してください」などと言われた場合は詐欺のため警察に相談するよう呼びかけています。

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