住宅点検を装って訪問し、住宅の屋根瓦を故意に破損させて修繕契約を結ばせたとしてリフォーム業者の男と従業員3人が再逮捕、別の従業員の男1人も新たに逮捕されました。 男ら4人は、「瓦がずれているのでこのままだと雨漏りする。屋根を全体的に工事する必要がある」などと嘘の説明をしていたということです。 建造物損壊・詐欺・特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、 北九州市戸畑区の「煌リフォーム」 経営の西銘祐二容疑者(29・再逮捕)、 従業員の喜久川圭容疑者(29・再逮捕)、 従業員の兼城一樹容疑者(30・再逮捕)、 従業員の銘苅寛人容疑者(26)です。 西銘・喜久川容疑者は去年6月、北九州市八幡西区に住む73歳の男性の自宅に訪問し点検を装って、屋根瓦を故意に破損させ、「2階の瓦が壊れている。この瓦が壊れていれば、全体の屋根が落ちるから工事した方がいい」などと嘘をついて修繕契約を結ばせ、現金73万円をだまし取った疑いが持たれています。 また、西銘・兼城・銘苅容疑者は、去年10月、同様の手口で北九州市八幡西区に住む64歳の女性から現金347万円をだまし取った疑いも持たれています。 警察によりますと、西銘容疑者が経営し、他の3人が働いていた「煌リフォーム」は去年2月から去年11月までの間に、計64件のリフォーム契約を結び、5800万円ほど売り上げていたということです。 警察は共犯事件であることを理由に西銘容疑者ら4人の認否を明らかにしていません。 警察は、同様の被害が他にもあるとみて捜査を進めています。