ミャンマーを舞台にした国際的な詐欺事件で、愛知県警は26日、無職丸杉龍実容疑者(31)=住居不定=を、詐欺の疑いで再逮捕し、発表した。県警は丸杉容疑者が「かけ子」の勧誘などをする「リクルーター」だったとみている。県警は認否を明らかにしていない。 県警によると、丸杉容疑者は、仲間と共謀し、1月に神奈川県大和市の男性の携帯電話に警察官などをかたってミャンマーからうその電話をかけ、現金160万円を振り込ませた疑いがある。 当時、丸杉容疑者は日本にいたといい、県警は、実際に現地からかけ子をしていたのは、2月に保護され、帰国した名古屋市の高校生の少年(16)=詐欺容疑で逮捕=や、石川翔紀(32)、谷地智成(22)の両容疑者=ともに詐欺罪で起訴=だったとみている。丸杉容疑者は詐欺の「闇バイト」への勧誘や、航空券手配などの役割をしていたという。(高橋俊成)