利害関係者から商品券、飲食代… 直方市職員4人を処分 福岡

福岡県直方市は27日、業務上の利害関係者との不適切な関係があったとして、市の指針に基づき、3人を文書訓告、1人を注意したと発表した。26日付。 市の発注工事を巡り、2024年から職員が2年連続で逮捕、起訴された。市は24年の事件を受け、全職員を対象に市職員倫理行動基準に関するアンケートを実施。設問では、業務上利害関係のある業者などと飲食や遊戯、旅行を共にしたことがあるか、金銭や物品をもらったことがあるかといった設問があり、疑いのある職員を市が調査していた。 市によると、お歳暮として1万円の商品券を職場で受け取った、居酒屋の飲食代を業者が支払っていたことなどが判明し、文書訓告となった。 大塚進弘市長は「このような事態を起こさない組織風土を構築していく」とコメントした。市は指針の見直しや公益通報制度の周知など再発防止に取り組む方針。【岡村崇】

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