奈良県桜井市の病院で9日、来院対応中の同僚の女性職員にキャスター付きの椅子で近付き、スカート内をペン型のカメラで盗撮したとして、事務職員の男が30日に奈良県警に逮捕されました。男は他の女性職員への盗撮もほのめかす供述をしているということです。 性的姿態等撮影の疑いで逮捕されたのは、桜井市内の病院に勤める、天理市在住の事務職員の男(28)です。 警察によりますと、男は9日午前9時30分ごろ、病院の事務所内で同僚女性(20代)のスカート内をペン型のカメラで盗撮した疑いがもたれています。 男には以前から被害女性に対しての不審な行動があったといい、9日も被害女性が来院対応をしていた際に、背後で男が不審な行動をしていることに気が付きました。 同僚と共に防犯カメラを確認したところ、カウンターで来院対応をしていた女性に、キャスター付きのいすで男が近付き、盗撮をしているような様子が映っていたということです。 こうした映像などから、被害女性が上司に相談し、24日、病院から警察に「盗撮の被害がある」と相談があり、逮捕に至りました。 警察の調べに対し、男は容疑を認めていて、「女性の下着が見たいと思ってやった」「他の同僚女性も盗撮した」などと供述しているということです。 警察は男の携帯電話のデータや余罪など、詳しく調べを進める方針です。