東京・新宿区のマンションの一室に35歳の男性の遺体を遺棄したとして、知人の男が逮捕された事件で、男性は頭を鈍器で殴られたとみられることが新たに分かりました。 この事件は先月27日ごろ、ほかの人物と共謀し新宿区のマンションの浴室内で成瀬壮一郎さん(35)の遺体にブルーシートを被せて遺棄した疑いで、知人の北誠一容疑者(30)が逮捕されたものです。 これまでに成瀬さんの頭には複数の外傷があったことが分かっています。現場には凶器は残されていなかったということですが、その後の捜査関係者への取材で、その傷が鈍器で殴られたことによるものとみられることが新たに分かりました。 マンションの防犯カメラには北容疑者のほかに男1人が写っていて、警視庁はこの男の行方を追うとともに、きょう、司法解剖を行うなどして成瀬さんの死因についても調べを進めています。