落とし物に関する社内システムを閲覧し、持ち主を装って現金をだまし取ろうとしたとして、警視庁富坂署は7日、詐欺未遂容疑で、JR東日本の子会社「JR東日本ステーションサービス」元社員福地健至容疑者(33)=千葉県松戸市=を逮捕した。 逮捕容疑は4月下旬、警視庁遺失物センターに「落とした現金が届いていると聞いて受け取りに来た」とうそを言い、東京都内の二つの駅で拾得された現金計6万2千円をだまし取ろうとした疑い。 署によると、容疑者は当時、JR京葉線潮見駅で勤務しており、勤務中に遺失物情報を検索していた。 容疑者は5月に懲戒解雇された。「遊ぶ金欲しさに深く考えずやった」と容疑を認めている。