容疑者の鑑定留置、1カ月半延長 北九州・中3殺傷 地検小倉支部

北九州市小倉南区のファストフード店で2024年12月、中学3年の男女2人が殺傷された事件で、殺人容疑などで逮捕された平原(ひらばる)政徳容疑者(44)の2度目の鑑定留置について、福岡地検小倉支部は9日、15日までだった期限を8月29日まで延長すると明らかにした。地検小倉支部は延長の理由を「さらに鑑定に時間を要するため」と説明した。 関係者によると、1度目の鑑定留置(1月16日~4月14日)の報告書には責任能力を疑問視するような内容はなかった一方、精神疾患が事件に与えた影響について具体的な記述もなかった。そのため、4月16日から3カ月間の予定で2度目の鑑定留置を始めていた。 地検小倉支部は、刑が軽減される対象となる限定的な責任能力に当たるかなどを慎重に見極める方針とみられる。【井土映美】

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