自身が運営する児童ポルノ画像や動画の販売サイト上で同様の動画を公開したとして、埼玉県警少年課と行田署の合同捜査班は12日、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)とわいせつ電磁的記録陳列の疑いで、元長崎県立大教授の医師の男(63)=愛媛県東温市=を逮捕した。販売による売り上げは約2千万円とみられ、県警は詳しい経緯を調べている。 逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀し、昨年1月11日ごろ、自身が運営する販売サイトで、10歳前後の女児の児童ポルノ動画2点を不特定多数のインターネット利用者が閲覧できる状態にした疑い。 同課によると、2022年12月、警察庁に「児童ポルノとみられる画像が公開されている」との情報提供があり、県警が捜査を開始。サイトの解析などから男がサイト運営に関与していることを特定した。サイト上には複数の女児の裸体などが記録された画像ファイル約350点、動画ファイル約80点が展示されており、一つのファイル当たり800~1万円で販売されていた。現在サイトは閉鎖されている。