盗品と知りながら電化製品などを買い取ったとして、警視庁捜査3課は盗品等有償譲り受けと組織犯罪処罰法違反の疑いで、千葉県船橋市本町、リサイクル店経営者、石川貴士容疑者(54)を逮捕した。調べに対し、「盗品かもしれないと思いながら買い取っていた」と供述している。 逮捕容疑は昨年7月3日、千葉県市川市内の自身が経営するリサイクル店で、充電ラジオ7個と火災報知機8個を盗品と知りながら6万3千円で買い取ったなどとしている。 捜査3課によると、実行役の男(62)が家電量販店などでワイヤレスイヤホンなどを盗み、石川容疑者の店に持ち込んでいたという。令和4年1月~6年7月、男から計約400回にわたり、計約1400万円分の盗品を買い取ったといい、店の買い取り金額全体の9割以上を占めるという。石川容疑者は盗品の一部を東京都内のリサイクル店で転売し、現金化していたとみられる。 男が昨年11月に逮捕され、石川容疑者の関与が浮上した。同課は店を開いた約20年前から盗品を買い取っていたとみて調べている。