歩道を歩いていた20代の男性2人を殴るなどして重軽傷を負わせたとして、札幌市白石区に住む26歳のアルバイト従業員の男が傷害の疑いで逮捕されました。 男は5月24日午前3時10分ごろ、札幌市中央区南5条西4丁目で、歩道を歩いていた男性2人に突然殴りかかり、重軽傷を負わせた疑いが持たれています。 殴られた2人のうち、札幌市の国家公務員の男性(26)は顔面を1発殴られて転倒し、後頭部を地面に強打。頭部の骨折や外傷性くも膜下出血、脳挫傷などで一時意識不明の重体となりました。 もう1人の新潟市の会社員の男性(26)も複数回殴られ、口の中を切るなどの軽傷を負いました。 被害男性からの通報で警察が駆けつけましたが、男はすでに現場から立ち去っていました。 その後、男は6月20日に札幌市白石区で30代の男性に殴りかかる別の傷害事件を起こして現行犯逮捕され、取り調べの過程で今回の事件への関与が明らかとなり、傷害容疑で逮捕されました。 男は調べに「自分がやったことに間違いない」と容疑を認めていますが、「1回しか殴ってない」「酒飲むと訳わからなくなる」などと話しています。 警察は事件に至る経緯や責任能力の有無などを慎重に調べています。