福島県いわき市水道局発注の公共工事の入札をめぐり、加重収賄の疑いで再逮捕された職員の男は、入庁した10年以上前から業者側と面識があったことが新たに分かりました。 加重収賄の疑いで11日に送検された、いわき市水道局職員の眞山佳幸容疑者(34)は、去年1月の、水道局発注の工事の入札をめぐり、設計金額などを業者に漏らし、謝礼として現金10万円を受け取った疑いが持たれています。 また、贈賄の疑いで逮捕されたいわき市の大松興産社長・松原文司容疑者(74)の身柄も11日、検察庁に送られました。 捜査関係者によりますと、眞山容疑者は水道局に入庁した2013年から松原容疑者と業務上で面識があり、その後、入札や工事現場で顔を合わせることがあったということです。警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。