弘前警察署によりますと、ことし7月14日、青森県内に居住する40歳代女性のスマートフォンに、「+ 1833」から始まる電話番号から電話があり、宮城県警のミズノを名乗る男から、 ・あなたの口座が犯罪に利用されている。 ・警察手帳を示すのでLINEを登録するように。 と言われてLINEに誘導され、LINEアカウント「わ396-20」を登録しました。 すると、そのアカウントを使用するミズノからLINEのビデオ通話で、 ・詐欺の主犯格を捕まえていて、あなたの名前を言っている。 ・あなたの口座で5,000万円以上の取引があり、あなたには逮捕状が出ている。 ・あなたの口座を金融庁のAIの検査にかける必要があり、無実を証明するために、指定口座に50万円を振り込んで下さい。 などと言われミズノから逮捕状を見せられたことから女性は、県内の金融機関のATMで指定された地方銀行の個人名義口座に現金50万円を振り込みました。 振込後、女性が家族に話をし、不審に思った家族が弘前警察署へ電話で相談して、詐欺であることに気付いたということです。 警察は、警察官が現金を預かるために振り込みを求めたり、金品の要求をすることは絶対にないとして注意を呼びかけています。