脳科学者の茂木健一郎氏が15日、TOKYO MX「堀潤 激論サミット」で、TOEICで集団カンニングの疑いが明らかになり、中国籍の男が逮捕された問題に「オレはTOEIC、嫌いだから」と言い放った。 この日はTOEICの集団カンニングの事件から「日本のカンニング対策どうあるべき?」をテーマに議論。コメントを求められた茂木氏は「俺はTOEIC、嫌いだから。前から公言している」とバッサリ。 その理由について「日本の英語コンプレックスに寄り添ったローカル仕様(の試験)」だとし「個人的な見解だけど、そもそもスコアで人を評価するのがナンセンス」と容赦なしだ。 「よく言うのは、日本企業がTOEICで派遣する人を決める、そんなの上司が3分英語でインタビューしたら分かる話」だとし「それができない日本の英語力の現状、なんなの?と。そこを突かれたのかな、中国の方に」ともコメント。最後に「俺はいらない。TOEICはいらない」と断言していた。 TOEICは日常生活やビジネスにおける英語力を測定する世界共通テスト。入学や就職でそのスコアが考慮されることがある。