亡くなった母親の遺体を埋葬せず自宅に放置していたとして、松江市の57歳の男が3日夜、死体遺棄の容疑で逮捕されました。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、松江市山代町の会社員の男(57)です。 警察によると男は、9月20日ごろから28日までの間に、同居していた85歳の母親の遺体を自宅に放置していた疑いがもたれています。 9月28日夕方、男から「帰宅したところ母親が倒れている」と通報があり、駆けつけた消防が寝室の布団の上で仰向けになった状態の母親を発見しましたが、すでに死亡していたということです。 その後の調べで、遺体の状況と男の説明に食い違いがあり、検死を行ったところ、母親はすでに死後1週間程度経っていたことが分かり、男が「9月20日には母親が死んでいることを認識していた」と認めたため、警察が3日夜に逮捕しました。 調べに対し男は「亡くなった母をそのまま放置したことに間違いありません」と容疑を認めているということです。 男は母親と2人暮らしで、警察は、母親が死亡した経緯や遺体を放置した動機などを詳しく調べています。