19日未明、名古屋市港区でタクシー料金の支払いをせずに逃走を図り、取り押さえようとした男性運転手の耳にかみつくなどの暴行を加えてけがをさせたとして、ブラジル国籍の女が逮捕されました。 強盗致傷の疑いで現行犯逮捕されたのは、名古屋市港区に住むブラジル国籍のサナダ・ハヤシ・ジオバーナ・ヨシエ容疑者(27)です。 警察によりますと、サナダ容疑者は19日午前2時45分ごろ、港区港楽1丁目でタクシー乗車料金5080円を支払わずに逃走を図り、取り押さえようとした男性運転手(56)の顔を殴ったり、耳にかみついたりする暴行を加えてけがをさせた疑いがもたれています。男性運転手は右耳から出血するなど軽傷です。 サナダ容疑者は事件の30分前に中区錦でタクシーに乗車したということで、警察の調べに対し、「酒に酔っていて覚えていません」と容疑を否認しているということです。