韓国 きょうのニュース(7月21日)

◇父親が息子銃殺 自宅で多数の爆発物発見 ソウル近郊・仁川市内のマンションで20日、30代の男性が60代の父親に銃で撃たれて死亡する事件が発生し、緊急逮捕された父親の自宅から多数の爆発物が発見された。シンナーが入ったペットボトルなどに点火装置が付けられた爆発物は、21日正午に爆発するようタイマーが仕掛けられていた。警察は、父親が銃を自作し、弾丸は別途購入したとみて具体的な入手経路などを調べている。 ◇「消費クーポン」給付申請の受付開始 窓口に行列 李在明(イ・ジェミョン)政権発足後初の大規模な景気浮揚策「民生回復消費クーポン」給付の申請受け付けが始まり、窓口には50代以上の中高年を中心に長い列ができた。クレジットカード会社や地域貨幣(デジタル地域通貨)のホームページなど、オンラインの申請窓口にもアクセスが殺到した。ソウル市東大門区の住民センターでは、午前9時の受付開始の30分前から約30人が列を作った。申請の順番を待っていた50代の市民は「(クーポンで)市場に行って肉を買い、栄養剤など健康食品も買う予定」とし、「大きな金額ではなくとも政府がこのように支援してくれれば所得のない人々の役に立つ」と話した。 ◇BTS育てたHYBE創業者の不正取引疑惑 警察が捜索令状申請 人気グループ、BTS(防弾少年団)などを擁するエンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)の創業者で同社取締役会議長を務める房時赫(パン・シヒョク)氏の不正取引容疑を捜査中の警察が家宅捜索令状を検察に申請したことが21日、分かった。ソウル警察庁は17日に房氏の関係先やソウル・竜山のHYBE社屋などに対する家宅捜索令状を申請した。房氏は、HYBE上場前の2019年にベンチャーキャピタル(VC)など既存の投資家らに対し新規株式公開(IPO)計画が遅れると偽り、HYBE役員が出資し立ち上げたプライベート・エクイティ・ファンド(PEF)が設立した特別目的会社(SPC)に株式を売却させた疑い(資本市場法上の詐欺的不正取引容疑)が持たれている。 ◇ソウル南西部に猛暑注意報 市が「総合支援状況室」稼働 ソウル市は、21日午前10時をもって市内南西部の江西区、陽川区、九老区、永登浦区、銅雀区、冠岳区、衿川区に猛暑注意報を発令した。同市は猛暑による被害を最小限に抑えるため「猛暑総合支援状況室」を稼働させ、気象状況や被害の発生状況、社会的弱者や被害が懸念される施設などに対するモニタリングと対応活動を行う。猛暑注意報が発令された七つの区でも状況室を運営し、冷房・救護用品を備蓄するなど猛暑による被害の発生に備えてソウル市との協力体制を維持する。

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