〈《紀州のドン・ファン殺人公判》「若いね、20歳?」「ダンナがいるんだろ?」須藤早貴(28)が真夜中の路地で覚醒剤密売人と交わした言葉、ついた嘘〉 から続く 和歌山地裁で続く須藤早貴被告(28)の裁判員裁判が佳境を迎えている。2018年5月24日、“紀州のドン・ファン”こと和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助氏(享年77)が、自宅2階の寝室で全裸のまま絶命していた。発見したのは、新婚4カ月足らずの55歳年下妻で当時22歳の須藤。野崎氏の死因は、多量の覚醒剤を何らかの方法で経口摂取したことによる急性覚醒剤中毒だった。 公判では、検察側が野崎氏の死を「被告による遺産目当ての殺人事件」と主張。対して須藤は「殺していないし、覚醒剤を飲ませてもない」と無罪を訴えてきた。 「遺産目的で結婚したことを、私は誰にも隠していません。社長(野崎氏)自身が月100万円あげるから結婚してほしいと言ったわけだし、遺産も私にもらってほしいと。結婚したのは、お金の関係です」