ブラジル最高裁、ボルソナロ氏逮捕警告 SNS制限命令違反で

Luciana Magalhaes Ricardo Brito [サンパウロ 21日 ロイター] – ブラジル最高裁は21日、ボルソナロ前大統領の弁護団に対し、ソーシャルメディア利用制限に違反した理由を24時間以内に釈明するよう求め、応じなければ同氏の逮捕を命じる可能性もあると警告した。 最高裁のモラエス判事は18日、ボルソナロ氏に電子監視装置の装着やソーシャルメディアの利用禁止、外交官との接触停止を命じた。しかし、ボルソナロ氏は同日、ロイターとのインタビューで、ソーシャルメディア利用禁止の決定を「臆病だ」と批判し、自分の意見を伝えるために報道機関を通じて発信する意向を示していた。 18日の命令では、ボルソナロ氏が記者と接触することがが許されているかどうかが明確ではなかったため、モラエス氏は21日、改めて「第三者のソーシャル・メディア・プラットフォーム上においても、インタビューの音声、動画、または記録の放送、再放送、拡散は禁止される」と説明した。 裁判所の命令にもかかわらず、ボルソナロ氏は同日、記者と懇談した。モラエス氏はボルソナロ氏がスピーチを行う様子がソーシャルメディアに投稿されていることを挙げ、最高裁の命令に違反したと指摘した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加