<1分で解説>「命ねぇかもな」 参院選で危険なSNS投稿889件

参院選の投票日前日までの約1カ月間に、交流サイト(SNS)やインターネット掲示板で政治家や候補者に危害を加えるといった危険な投稿が889件あったと警察庁が発表しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「選挙とネット上の危険な投稿、警察の対応」を解説します。 Q SNSやネット掲示板で危ない投稿があったって聞いたよ。どんな投稿があったのかな。 A 石破茂首相のインスタグラムには「生命狙われてもおかしく無いから鉄帽と防弾チョッキは着といた方がええよ」というリプライ(返信)がありました。 Q 投稿した人はどうなったの? A 警察当局は翌日に静岡県の30代男性が投稿したと特定しました。投稿者と直接会って危害を加える意図はないと確認し、警告しました。 Q 他にも危ない投稿はあったの? A 岸田文雄前首相のX(ツイッター)には「殺したいぐらい嫌い」「命ねぇかもな」と投稿した千葉県の40代男性も特定され、同じように警告を受けました。 Q 逮捕された人はいるの? A ネット掲示板に候補者の殺害を示唆する書き込みをしたとして、埼玉県警は30代男性を公職選挙法違反(自由妨害)の疑いで逮捕しました。 Q 警察はどうやって対策しているの? A こうした投稿は、単独でテロを実行する「ローンオフェンダー(LO)」への対策を強化するため、警察庁に設置した「LO脅威情報統合センター」に集められ、各地の警察と共有されています。

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