奈良県吉野町は24日、太陽光発電所を巡る贈収賄事件で収賄罪で起訴された町議の西沢巧平被告(72)が、町民の個人情報を不正に得たとして地方公務員法違反容疑で再逮捕された事件について記者会見し、情報を漏らした町職員2人を処分する方針を明らかにした。町議の依頼を断れない関係やなれ合いがあったとして、情報管理のあり方について再点検をしているという。 町の発表では、2職員は、情報 漏洩ろうえい のあった2022年に政策戦略課長だった60歳代の参与(再任用職員)と、長寿福祉課長だった50歳代の一般職員では最高位の参事。西沢被告は参与に、町民2世帯の名前や家族構成などを調べるよう依頼。参与は住民基本台帳システムへの利用権限がなく、参事に依頼して調べてもらい、西沢被告に教えた。