群馬・桐生市新庁舎めぐる収賄事件 2人を送検し県議会を家宅捜索

桐生市役所の新庁舎建設に関する設計業務の入札を巡り、埼玉、群馬両県警の合同捜査本部は25日、県議会を家宅捜索しました。 この事件では24日、加重収賄の疑いなどで桐生市の元副市長、森山享大容疑者(52)が逮捕され、あっせん収賄の疑いなどで県議の相沢崇文容疑者(49)が再逮捕されています。 2人は2020年12月、桐生市の新庁舎建設に関する設計業務の入札をめぐり、設計会社の役員からいずれも商品券10万円分を受け取った疑いが持たれています。 森山容疑者は当時、それぞれの会社を採点する審査委員会の副委員長を務めていて、謝礼を渡したとされる設計会社が業務を落札しています。一方、設計会社側については、贈賄罪の公訴時効の3年が経過したと判断しています。 また合同捜査本部は25日、森山容疑者と相沢容疑者を送検しました。2人は過去、桐生市議を共に3期12年務め、保守系市議の先輩後輩の関係にあたります。 合同捜査本部によりますと、森山容疑者は相沢容疑者から「働きかけがあった」と供述していて、動機の一つになったとみて調べを進めています。

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