京都市の路上で26日夜、ナイトクラブのコンサルタントを務める男性が、メリケンサックで男に殴られ、重傷を負う事件がありました。 26日午後10時過ぎ、「メリケンサックを持った男が知人の頬を殴り、出血している」と警察に通報がありました。 警察官が現場に駆け付け、その場にいた京都市在住の、配送業の男(20)を傷害の現行犯で逮捕しました。 警察によると、男は京都市東山区の路上で、自営業の男性(32)の顔をメリケンサックで数回殴り、重傷を負わせた疑いです。男性は両頬を負傷し、特に左頬は挫創の重傷だということです。 調べに対し、男は「頬のあたりを1~2回殴ってケガさせたことに間違いない」と話しているということです。 警察によると事件の背景には、京都市東山区の繁華街「祇園」の、ナイトクラブに勤める女性をめぐるトラブルがあったとみられています。 被害にあった男性は、このナイトクラブのコンサルタントを務めていました。 一方、逮捕された男の交際相手とみられる女性(20代)が、この店に勤務しており、この女性をめぐり男性と男との間で何らかのトラブルになったとみられています。 男性は「2~3日前に男と電話で話した際に口論になった」と話しているということで、警察は事件に至った経緯や動機について詳しく調べています。 (※メリケンサック:指にはめてパンチの破壊力を上げる武器)