工事現場内の自動販売機から現金を盗んだとして、警視庁光が丘署は28日、窃盗の疑いで、住居不定、無職、土井一也被告(54)=特殊開錠用具所持禁止法違反罪で起訴=を再逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。 再逮捕容疑は、6月30日午後7時半ごろ、東京都練馬区の工事現場に設置された自動販売機の扉をバールでこじ開け、現金約5000円を盗んだとしている。 光が丘署によると、6月下旬から練馬区など都内4区で、新築工事現場の自動販売機がバールでこじ開けられる事件が10件発生。今月9日、今回の逮捕容疑となった事件現場の近くで警戒していた捜査員が土井容疑者を発見し、バールを持っていたことから身柄を確保した。土井容疑者は「外から見えないので高い塀で囲われている工事現場を狙った」という趣旨の話をしており、署は余罪についても調べている。