失踪当日、被害者のスマホを売却か 川崎、元交際相手を殺人罪で起訴

川崎市川崎区の住宅で岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で神奈川県警に逮捕された元交際相手の白井秀征(ひでゆき)容疑者(28)が、岡崎さんが失踪した当日に岡崎さんのスマートフォンを売却していたことが捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、白井容疑者は5月3日に死体遺棄容疑で最初に逮捕された際、岡崎さんを殺して遺棄したという趣旨の供述をした。だが、その後は黙秘しているという。 一方、岡崎さんの行方がわからなくなった昨年12月20日夜、白井容疑者が川崎市内の中古品買い取り店を訪れ、岡崎さんのスマホを持ち込んで売却していたことが新たに判明した。 この数日前には岡崎さんに対し、「許さないからな」とのメッセージを送信していたという。 同月下旬に県警が白井容疑者に任意で事情を聴いた際には、メッセージを送ったことを認め、岡崎さんが知人男性と一緒にいる場面をSNSに投稿したので「腹が立った」と説明したという。 横浜地検は1日、白井容疑者を殺人の罪で起訴した。地検は認否を明らかにしていない。

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