若者の間で増えている、市販薬の過剰摂取、いわゆる「オーバードーズ」で苦しんだ若者が、名古屋市内の大学でその経験を語りました。 「風邪薬などをもって、ちょくちょく飲んでいた。それがどんどん『これいいじゃん』とエスカレートしていって、結果的に逮捕された」(オーバードーズを経験した女性・22歳) こう話すのは、市販薬の過剰摂取や、違法薬物の売買に手を染め、逮捕された経験のある22歳の女性です。 女性は、17歳の時に家族内のトラブルの悩みなどから、オーバードーズを繰り返すようになったといいます。 「これめっちゃいいじゃん。現実忘れられる、現状に起きていること。家に帰ったら成績が悪いと言われるけど、ここで薬をやっておけばそれに向き合わなくていい。先生のことも忘れられる。自分が全然使えない人間だって忘れられる。『これが一番早いじゃん』となってしまう」(女性)