スペインの空港で、10歳の男の子が両親に置き去りにされるという信じがたい出来事が発生した。理由は「必要な渡航書類を忘れたから」。両親は息子を空港に残したまま、自分たちだけ飛行機に搭乗して出発したという。 米「ニューヨーク・ポスト」紙によると、この出来事は空港職員のリリアンがTikTokで語ったことで明らかになった。彼女によれば、男児はスペインの期限切れパスポートしか持っておらず、渡航に必要なビザがなかったため、両親は空港ターミナルに彼を残し、親族に連絡して迎えを頼んだという。 リリアンは「航空管制官として多くの事例を見てきたが、これは完全に現実離れしている」と述べ、「息子を置いて飛行機に乗るなんて、正気の沙汰ではない」と憤った。警察も異常事態と判断し、両親の荷物を機内から降ろし、空港内の警察署で事情を聴いたという。なお、現時点で逮捕されたかどうかは不明である。