コーヒーの精算をしたふりして“会計済みシール貼ってください”と要求…詐欺容疑で無職の男(48)逮捕「コーヒーが飲みたかった」札幌市北区

5日午後、札幌市北区のスーパーで、精算したふりをして、店員に会計済みシールを貼らせ、商品をだまし取ったとして、48歳の男が現行犯逮捕されました。犯行発覚のきっかけは、男が自ら店員に声をかけたことでした。 詐欺の疑いで現行犯逮捕されたのは、札幌市北区に住む無職の男(48)です。 男は、5日午後2時ごろ、札幌市北区のスーパーで、900mlのペットボトル12本入りのコーヒー1箱(販売価格1749円)をレジで精算したふりをして、店員に会計済みシールを貼ってもらい、だまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、男は商品を乗せたカートでセルフレジに向かい、精肉や牛乳、米やチーズなどの商品30点(総額2万円分)は精算しましたが、コーヒーの箱だけはレジを通さず、そのまま持ち出そうとしました。 このとき、男は、自ら店員に「コーヒーはさっき、普通のレジで精算したが、その時シールをもらっていないので、貼ってもらえますか?」と話しかけ、会計済みのシールを貼ってもらいました。 しかし、その後、店員が会計済みシールを要求されたことを不審に思い、店長に報告。 防犯カメラを確認したところ、コーヒー1箱は会計していなかったことが判明しました。 会計から約20分後、店長が警察へ通報し、駆けつけた警察が店内の休憩所にいた男を発見。 事情を聞かれた男は「すみません、レジを通していません。だまし取りました。お金がなかったけれども、コーヒーが飲みたかった」と容疑を認めたということです。 このとき、男の所持金は8円でした。 警察は、男の余罪についても、調べを進めています。

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