男性（17）を金属バットで殴って殺害しようとしたなどとして、大阪府警は7日、殺人未遂と凶器準備集合容疑で、大阪市内などに住む16～19歳の男5人を逮捕したと発表した。府警は認否を明らかにしていない。5人のうち少なくとも1人は、府内の不良グループ「悪麻邪鬼（あまのじゃく）」のメンバーとみられる。 捜査関係者によると、悪麻邪鬼は名古屋を拠点とする匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）、「ブラックアウト」と対立。ブラックアウトの襲撃に備えてメンバーや知人ら約40人で駅に集合中、近くにいた被害男性を含む約30人のグループをブラックアウトと間違えて因縁をつけ、逃げ遅れた男性を集団で暴行したとみられる。 逮捕容疑は共謀し、4月27日未明、大阪府東大阪市長堂の近鉄布施駅前で男性を金属バットや警棒などで殴り、頭の骨を折るといった重傷を負わせたとしている。 府警によると、悪麻邪鬼は約4年前に中学生数人で結成された不良グループで、ブラックアウトとはSNSで口論になったとみられる。