暗号資産の買い取り名目で現金約1500万円をだまし取ったとして、兵庫県警灘署は7日、詐欺の疑いで、兵庫県芦屋市に住む自称会社員の男を逮捕した。男は調べに黙秘している。 逮捕容疑は2021年9月23日、神戸市内の事務所内で、同市に住む会社役員の男性に暗号資産の買い取り手数料が必要とうそを言い、現金1535万円をだまし取った疑い。 同署によると、男性は投資のため1億円以上を男に預けていた。男が「運用した結果、198ビットコイン(当時10億円相当)ある」と説明したため、男性が「一部を現金化したい」と相談し、手数料として1535万円をだまし取られた。捜査の過程で、男が男性に伝えた「198ビットコイン」は虚偽だと判明し、実際にどのくらいビットコインがあったかを含めて調べている。