尹錫悦前大統領妻の逮捕状審査 ソウル中央地裁、旧統一協会側から高級バッグ授受疑いで

【ソウル=桜井紀雄】韓国のソウル中央地裁は12日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏(52)の逮捕状を発付するかどうかを判断する審査を開いた。政府から独立し、金氏の複数の不正疑惑を捜査する特別検察官が7日、資本市場法違反や斡旋(あっせん)収賄などの容疑で逮捕状を請求していた。12日深夜から13日未明に結論が出る見通し。 金氏が逮捕されれば、大統領経験者の妻として初めてとなる。内乱首謀罪などで公判中の尹氏もソウル拘置所に勾留されており、大統領経験者の夫妻が同時に身柄拘束される初の事態ともなる。審査には金氏本人が出廷した。金氏は容疑を全面的に否認している。 金氏は、呪術師を通じて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部から不正に高級バッグを受け取った疑いや、輸入車販売会社の株価操作に関与した疑いなどが持たれている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加