五島市の男女群島周辺の海域で、サンゴを密漁したとして長崎海上保安部は日本人1人と中国人5人のあわせて6人を逮捕しました。 7月5日、五島市の男女群島の北西およそ36キロの東シナ海で海上保安庁の航空機が捉えた1隻の漁船。 乗組員が投げ入れたのはサンゴ漁に使う網です。 この海域ではサンゴ漁が認められておらずおよそ2時間半後に追跡していた海上保安部の巡視船が立ち入り検査を実施しました。 外国人漁業規制法違反の疑いで長崎海上保安部に逮捕されたのはスン・フーピン容疑者57歳ら中国人5人です。 スン容疑者らは国の許可を得ずに、サンゴ漁を行った疑いです。 海上保安部のその後の捜査で6月にも同じ海域で密漁していたことが分かり、男らを再逮捕したほか、 当時乗船していた新上五島町の自営業、太田 和彦容疑者 61歳を逮捕しました。 長崎地検は15日、スン容疑者ら中国人5人を漁業法違反の罪で長崎地裁に起訴しています。