恋人にDVで逮捕の陸上100M女王リチャードソン 5月の東京でラブラブ姿も世界陸上どうなる!?

肩を寄せあいながら、カメラに向かって満面笑みを浮かべるカップル──。 女性は、陸上女子100メートルの世界選手権女王のシャカリ・リチャードソン(25=米国)。男性は、その恋人で、男子100メートルの元世界王者のクリスチャン・コールマン(29=米国)である。この写真は、5月に東京で開催された『セイコーゴールデングランプリ陸上2025東京』に2人が出場した際の一コマだ。宿泊先のホテルでこの2人を撮影した人物によると、 「アメリカ代表選手の宿泊先となったホテルで、仲良く一緒にいるところに声をかけさせてもらったら、快く写真撮影に応じてくれました。すごくラブラブな雰囲気で、ぴったり寄り添っていましたよ」 という。陸上ファンの間では知らない人がいないほど有名なアスリートカップルだった。 「リチャードソンは、155センチと小柄ながら、スタートから爆発的なパワーを見せつける走力で、一躍全米トップアスリートに躍り出ます。全身タトゥーに派手なヘアカラー、ド派手なつけまつげやネイルアートといった”ギャル”メイクで、若いファンからカリスマ的な人気を得ていました。 しかし、期待された’21年の東京五輪の選考会で、レース後のドーピング検査で大麻陽性反応を示し、決定していた出場資格を喪失してしまいます。その挫折を乗り越え、’23年の世界選手権では、10.65秒という驚異的な記録を出し、世界女王に輝きました。昨年のパリ五輪でも銀メダルに輝き、今では世界中の陸上ファンからカリスマ的な人気を誇っています」(スポーツ紙記者) そんな二人の間で事件が起きたのは7月27日のことだ。 アメリカのシアトル空港内で、リチャードソンが一緒に歩くコールマンを小突いたり、突き飛ばしたりしたとして第4級暴行罪で逮捕された。19時間近く勾留された後に釈放されたが、8月1日、このニュースは全米を駆け巡った。 ◆気は強いが、感情の起伏が激しい 「リチャードソンは、コールマンと激しく言い争った後、突き飛ばしたり、ヘッドホンを投げつけるなどして警察に拘束されました。コールマンが捜査への協力を拒否したため、リチャードソンは翌日に釈放。事件後の7月31日にオレゴン州で開幕した全米選手権に出場しています。 その結果、女子100メートル予選を通過しましたが、8月1日の準決勝は欠場しました。この大会は9月13日に開幕する『東京2025世界陸上』の予選をかねているので、出場が危ぶまれていました」(前出・記者) ただ、リチャードソンは、’23年の世界選手権を制しており、ワイルドカードで出場権は獲得ずみ。今後、この件が問題にならない限り参加するものと思われる。では、リチャードソンは果たして東京大会で優勝することはできるのだろうか。陸上競技を中心に取材しているスポーツライターの酒井政人氏に話を聞いた。 「彼女はとても気が強い選手で知られています。5月の『セイコーゴールデングランプリ陸上2025東京』にも出場したのですが、そのときの成績が4位と振るいませんでした。その直後、アメリカ人の記者が取材をしようと彼女に声をかけたら『ノー!』ときっぱり拒絶するほどでした。 調子が良い時はノリノリでたくさん話をする選手なので、それくらい、普段から感情の起伏は激しい。世界陸上に向けて調子を上げてきていましたが、今回、こういうことがあったので、本番までにやる気を取り戻せるか。どこまでモチベーションを戻してこれるかが、大きな鍵になると思います」 9月13日に開幕する世界陸上の”顔”になることは間違いないだろう。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://x.com/FRIDAY_twit

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