男女群島でサンゴ密漁容疑…中国人5人と日本人1人を逮捕 長崎海上保安部

長崎海上保安部は15日、6~7月に男女群島北西の肥前鳥島付近の日本領海内でサンゴを採取したとして、中国籍の男5人と日本人1人を外国人漁業規制法違反(漁業等の禁止)容疑で逮捕したと発表した。 海保によると、7月5日正午ごろ、海上保安庁の航空機が同海域で海中にサンゴ漁具のようなものを下ろして操業する日本漁船を確認。巡視船が立ち入り検査したところ、中国籍の26~60歳の男5人が乗船しサンゴを採取していたことが分かり、翌6日に逮捕した。 その後の捜査で、この漁船が6月22~26日にも同海域で操業していたことが判明。海保は7月25日、5人を同容疑で再逮捕し、同期間に乗船していた新上五島町、自営業、男性容疑者(61)も逮捕した。漁船は「順洋」(19トン)で、定係港は五島市。いずれの操業も同町の青方港から出入港していた。 中国人5人のうち26歳の1人は福岡市に住所があり、2018年10月に留学で入国。今年5月に在留資格を就職活動や文化活動が可能な「特定活動」に変更していた。残る4人は今年4~6月にかけて、短期滞在ビザで入国していた。 長崎地検は8月15日、7月6日に逮捕した事件について、漁業法違反(無許可操業)の罪で中国人5人を起訴した。

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