8月4日、佐賀県有田町の会社に電話をかけ、60代の経営者の女性に「ヤクザが腹かいとうばい」「3億円払わなあかん」「殺すばい」などと言って現金を脅し取ろうとしたとして78歳の男が逮捕されました。 男は事件の2日前に経営者の女性の自宅を訪れ、死亡した女性の親族の名前が記された架空のものとみられる3億円の借用書の写しを渡していたということです。 恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、福岡市早良区飯倉に住む無職の通称・日隈助一、本名・麻生助一容疑者（78）です。 麻生容疑者は8月4日、佐賀県有田町にある会社に電話をかけ、60代の経営者の女性に「ヤクザが腹かいとう（腹を立てている）ばい」「3億円払わなあかんとぞ」「殺すばい」などと言って現金を脅し取ろうとした疑いが持たれています。 警察によりますと、麻生容疑者は事件の2日前に経営者の女性の自宅を訪れ、死亡した女性の親族の名前が記された架空のものとみられる3億円の借用書の写しを渡していたということです。 取り調べに対し麻生容疑者は「私は電話をかけていない」などと話し、容疑を否認しています。 警察は、麻生容疑者が事実確認が難しい故人による借金話をでっち上げて金を脅し取ろうとしたとみて詐欺や有印私文書偽造容疑での立件を視野に捜査を進めています。