未就学の「子ども」を自宅に放置、母親の逮捕事件が相次ぐ…一時外出でも「保護責任者遺棄罪」は成立する?

子どもを自宅に放置したとして、保護者が逮捕される事件が8月に入って相次いでいる。 札幌テレビによると、札幌市の母親が、未就学の子ども2人を自宅に置き去りにしたとして逮捕された。母親は「子どもが寝ていたので少しの間なら大丈夫だと思って外出した」と容疑を認めているという。 また、NHKなどによると、兵庫県でも未就学の子どもを4日間自宅に放置したとして母親が逮捕された。この母親は「知人に会いにいくのと観光で東京に遊びに行っていた」と供述しているという。 子どもたちは保護され、ケガはなかったが、母親たちの逮捕容疑はいずれも保護責任者遺棄罪だ。 2人は放置した時間に大きな違いはあるが、一時的にその場を離れただけでも、この罪は成立するのだろうか。刑事事件にくわしい澤井康生弁護士に聞いた。

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